メンデルスゾーンは、1829年からイギリス、イタリアなどへ大旅行をしている。1830年秋にイタリアのローマに到着。翌年4月まで滞在する。その間に作曲されたのが、この交響曲第4番。1833年に仕上げられ、5月13日にロンドンで初演されている。
メンデルスゾーンがローマからの手紙で「これは僕の最も愉快な作品になるでしょう」と書いているように、快活に序奏なしで第1楽章が始まる。冒頭部分が特に有名で、「イタリアの澄み切った青空」などと形容される。
第2楽章は感傷的。第3楽章は、メヌエット楽章。ゲーテの『リリーの庭園』からヒントを得ていると言う。
第4楽章は、ローマやナポリの人々が踊るサンタレロという舞踊に基づいている。
青い空 はずむ旋律 突き抜ける |
たつく |
(準器語:旋律) |
© May 26th, 2008 ちゐく たつく
聴いた録音のデータ | ||
オーケストラ | ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 | Berliner Philharmoniker |
指揮 | ジェイムズ・レヴァイン | James Levine |
時期と場所 | 1988年11月 | ベルリン |
Deutsche Grammophon POCG-50008 |
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