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組曲『水上の音楽』

The Water Music

Georg Friedrich Händel G.F.ヘンデル

ヘンデルはドイツ人、ゲオルグ・フリードリッヒとでも読むのだろうが、イギリスではジョージ・フレデリックと名乗っている。

ヘンデルは25歳のとき、ドイツのハノーヴァー選帝侯ゲオルグ・ルートヴィッヒの宮廷楽長として雇われる。旅好きの彼は、何度もヨーロッパ旅行をする。

特にイギリスで人気が出た彼は、アン女王にも気に入られ、何と年金付の宮廷音楽家になってしまう。ハノーヴァー選帝侯からは、「早く帰って来い」と命令を受けるが、ヘンデルは無視したようだ。

ところが、アン女王が亡くなり、次の国王に迎えられたのが、あろうことかハノーヴァー選帝侯だったのだ。選帝侯自身は、英国王になることをあまり望んでいなかったようだが、ジョージ2世となりロンドンにやって来た。

まずい立場になったのは、ヘンデル。殺されることはないにしても、追放処分もあったかもしれない。しかし、芸は身を助ける。許されたヘンデルは、国王のテムズ川での舟遊びのために『水上の音楽』を作曲する。

華やかに 水面(みなも)がはじく ホルンの音(ね)
たつく
(器語:ホルンの音)

© May 28th, 2008 ちゐく たつく

聴いた録音のデータ
オーケストラ シュトュットガルト室内管弦楽団 Stuttgart Chamber Orchestra
指揮 カール・ミュンヒンガー Karl Münchinger
時期と場所 1981年5月 ルートヴィヒスブルク
(ポリドール)London POCL-5033


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