この作品は20世紀の初めに発表されている。音楽史上は、後期ロマン派から近代音楽への移行時期とされている。いやー、ロマン派もすてがたい。
貴族の家柄に育ったラフマニノフは、順調に音楽の道を進み、1897年に交響曲第1番を発表したが、これが散々だったそうだ。ショックでノイローゼになった。精神科のニコライ・ダール博士によって、催眠療法が施される。「今度書く作品は、きっと大傑作になる」と。
そして出来上がったのが、この作品。
落ち込んだり、自信をなくしたときは、自分に暗示をかけてみよう。「俺は偉大な人物だ」「私は特別なのよ」と。
よきはよき 時の流れに そむくとも |
たつく |
(器語:なし) |
© June 26th, 2003 ちゐく たつく
聴いた録音のデータ | ||
ピアノ | タマーシュ・ヴァーシャーリ | Tamas Vasary |
オーケストラ | ロンドン交響楽団 | London Symphony Orchestra |
指揮 | ユリ・アーロノヴィチ | Yuri Ahronovitch |
時期と場所 | 197*年*月 | ロンドン |