ポーマルシェという人物は、「セヴィリアの理髪師」「フィガロの結婚」「罪ある母」という喜劇3部作を書いた。パイジェロというイタリアの作曲家が、歌劇「セヴィリアの理髪師」を発表。モーツァルトは「フィガロの結婚」を成功させる。
ロッシーニは、オペラ・ブッファ「セヴィリアの理髪師」を13日で完成させる。「パイジェロのがあるのに、なんてことだ」と上演妨害があったそうだ。それでもこの作品は、ロッシーニの最高傑作となった。
この序曲は、彼の作品の「ひどい誤算」「パルミラのアウレリア」「イギリス女王エリザベッタ」と同じ。つまり4作品で使い回しを行っているのである。
一度しっかりした作品を作っておくと、手が抜けるということか。
オーボエと 話し合いする 楽器たち |
たつく |
(器語:オーボエ) |
© July 11th, 2003 ちゐく たつく
聴いた録音のデータ | ||
オーケストラ | オルフェウス室内管弦楽団 | Orpheus Chamber Orchestra |
時期と場所 | 1984年12月 | ニューヨーク |