楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第１幕への前奏曲

Prelude to 1.Act "Die Meistersinger von Nurunberg"

Richard Wagner リヒャルト・ワーグナー

１５・１６世紀のドイツには、職人組合がたくさんあった。この職人たちは自分の仕事とは別に、歌の道も競い合ったらしい。そして、優れた歌い手には、マイスター・ジンガーの称号が与えられたのだ。「親方歌手」だ。

日本でも、奈良・平安時代には、歌会が行われ、貴族の間ではそれが出世の速さにもつながった。沙石集（しゃせきしゅう）によると、壬生忠見（みぶのただみ）は、歌合せの会で負けて、悲しみのあまり病気になって死んでしまったのだ。「歌ごとき」とバカにできないのだ。

ワーグナーは、カッコいい。エネルギーを体に注ぎ込んで、もう１週間。

常に前　気持ち支える　プレリュード

たつく

（準器語：プレリュード）

© June 4th, 2003　 たつく

聴いた録音のデータ
オーケストラ	ニューヨーク・フィルハーモニック	New York Philharmonic
指揮	ジュゼッペ・シノーポリ	Giuseppe Sinopoli
時期と場所	1985年10月	ニューヨーク

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