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交響曲 第2番 ニ長調 作品43

Symphony No.2 in D major, Op.43

Jean Sibelius  J.シベリウス

北欧の交響曲作曲家の代表作。20世紀の幕開けを告げる交響曲となった。

1900年頃、シベリウスにカルペラン男爵という友人ができた。彼はシベリウスがイタリア文化に触れられるように、友人たちを説得して資金集めをしてくれた。そのお金で、シベリウスは家族ともどもイタリアへ向かった。滞在先はジェノヴァ近郊のラッパロという保養地。フランスに近い海岸の町。背後にはアペニン山脈が走り、椰子(やし)が茂る南国風の場所である。冬でもいろいろな樹木が茂り、花も咲く。フィンランド育ちのシベリウスには、天国のような場所だった。

交響曲第2番は、このイタリア滞在中に作曲が始められた。完成は、フィンランド帰国後。初演は1902年3月8日、ヘルシンキで、シベリウス自身の指揮で行われた。

北欧の静かで冷たい森と湖、長い冬、つかの間の陽光の射す夏、こういったものに思いをはせて聴いてみよう。


死んだようになりながら、不死鳥のようによみがえり、歩み続ける。

やがて来る終末に向けて。

生きていれば、いろんなことが起こる。辛いことも楽しいことも。

それらをすべて受け止めながら、生きていく。

最後は安らかであれと祈りながら。

あざやかに 楽器が織りなす 明と暗
たつく
(器語:楽器)

© May 28th, 2003  たつく

聴いた録音のデータ
オーケストラ バーミンガム市交響楽団 City of Birmingham Symphony Orchestra
指揮 サイモン・ラトル Simon Rattle
時期と場所 1984年6月 ウォーリック

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      交響曲第2番ニ長調
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