"Emperor" Beethoven | < | ∧ | 魔笛を観に行こう・トップ | ∧ | > | "Cello Suite" Bach |
北欧の交響曲作曲家の代表作。20世紀の幕開けを告げる交響曲となった。
1900年頃、シベリウスにカルペラン男爵という友人ができた。彼はシベリウスがイタリア文化に触れられるように、友人たちを説得して資金集めをしてくれた。そのお金で、シベリウスは家族ともどもイタリアへ向かった。滞在先はジェノヴァ近郊のラッパロという保養地。フランスに近い海岸の町。背後にはアペニン山脈が走り、椰子(やし)が茂る南国風の場所である。冬でもいろいろな樹木が茂り、花も咲く。フィンランド育ちのシベリウスには、天国のような場所だった。
交響曲第2番は、このイタリア滞在中に作曲が始められた。完成は、フィンランド帰国後。初演は1902年3月8日、ヘルシンキで、シベリウス自身の指揮で行われた。
北欧の静かで冷たい森と湖、長い冬、つかの間の陽光の射す夏、こういったものに思いをはせて聴いてみよう。
死んだようになりながら、不死鳥のようによみがえり、歩み続ける。
やがて来る終末に向けて。
生きていれば、いろんなことが起こる。辛いことも楽しいことも。
それらをすべて受け止めながら、生きていく。
最後は安らかであれと祈りながら。
あざやかに 楽器が織りなす 明と暗 |
たつく |
(器語:楽器) |
© May 28th, 2003 たつく
聴いた録音のデータ | ||
オーケストラ | バーミンガム市交響楽団 | City of Birmingham Symphony Orchestra |
指揮 | サイモン・ラトル | Simon Rattle |
時期と場所 | 1984年6月 | ウォーリック |
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