魔笛を観に行こう・トップ | ↑ → | MassiahHallelujah Handel |
オペラ(歌劇)といっても、いろんなタイプがある。『魔笛』は、ジングシュピール(歌芝居)に分類される。歌になっていない台詞(せりふ)と歌でお芝居が進行していくのである。ミュージカルのようなものと思ってもらえばわかりやすい。
『魔笛』は、モーツァルトが亡くなる年(1791年)につくられた。ヴィーラントの原作『ドゥシニスタン』の中の「ルル、あるいは魔法の笛」という童話を題材に、興行師のシカネーダーが台本を書き、モーツァルトに作曲を依頼した。
王子タミーノが、夜の女王に頼まれて、女王の娘パミーナを救い出すためにエジプトへ出かける。女王にあずかった魔笛をたよりに、悪人ザラストロの城に向かう。ところが、ザラストロは悪人ではなく、パミーナを保護する徳の高い僧であった。タミーノとパミーナは、ザラストロから与えられた試練に、魔笛の力を借りて挑む。
この作品の中には、当時のヨーロッパ社会に影響を及ぼした、秘密結社フリーメーソンの思想が反映されているという。また、『夜の女王のアリア』という独奏曲は、単独でも歌われる。
歌劇の始まる前に演奏されるのが「序曲」。この序曲を聴いて、これから始まる「愛と冒険の物語」に思いを寄せます。ワクワクしながら。
魔法が使えて、何でも思い通りになれないかなー。そう思ったときが何度もある。
魔法に助けられて、ここまでやってきた。魔法はいざという時、助けてくれる。自分自身が「やるんだ」という強い気持ちを持ったとき、思いもかけない奇跡が起こる。
さあ、魔笛の力をかりて、困難に立ち向かっていこう。
おごそかに ブラスが響き 幕があく |
たつく |
(器語:ブラス) |
© May 10th, 2003 たつく
聴いた録音のデータ | ||
オーケストラ | アカデミー室内管弦楽団 | Academy of St. Martin-in-the-Fields |
指揮 | ネヴィル・マリナー | Sir Neville Marriner |
時期と場所 | 1981年6月 | ロンドン |
|
魔笛を観に行こう・トップ | ↑ → | Next |