魔笛を観に行こう・トップ ↑ → SymphonyNo.5 Mahlar

オラトリオ「メサイア」より『ハレルヤ』 HWV56

"Hallelujah" Chorus from "Messiah", HWV56

George Frideric Handel G.F.ヘンデル

ドイツ生まれのヘンデルは、イギリスが気に入り、移り住みました。イタリアの修行時代に培った技量で、『ジュリアス・シーザー』などのイタリアオペラを大成功させる。

やがて、イギリスでのオペラ人気が衰えてくると、ヘンデルはオラトリオに注目する。その中の最高傑作がこの『メサイア』。メサイアとはギリシア語「メシア」の英語読み。「メシヤ」とは「神に選ばれ、祝福の聖油を注がれた者」という意味。つまりイエス・キリストのこと。キリストはポルトガル語で「メシア」のこと。ギリシア語「メシア」は、ヘブライ語の「マシーアハ」からきている。

メサイアの歌詞は、聖書から適当に集めたもので、連続した物語とはなっていない。まあ、ハイライト版のようなもの。その中の第44曲が『ハレルヤ・コーラス』。

初演は、1741年、ダブリンにおいて。1743年のロンドン初公演時には、イギリス国王が、『ハレルヤ・コーラス』の部分で、感動のあまり、無意識に立ち上がって聴いたという。それ以来、このコーラスの部分では起立して聴くことが習慣となった。


キリスト教徒ではありません。けれどもこの曲を聴くと、何かに護られている気分になる。

10年位前までは、人前で気安く「愛」などという言葉を発する人々の気が知れなかった。人が「愛」と言っていても、どこからか借りてきた言葉のように響いた。特に、ティーンにも満たない者が言っていた暁には…。

遅くとも、自分の子供ができるころには実感できるようだ。子供のいない身には、本当のところはわかりません。

包まれて 全身に満つ 愛の声
たつく
器語:声)

© May 12th, 2003  たつく

聴いた録音のデータ
合唱 イングリッシュ・コンサート合唱団 Choir of The English Concert
オーケストラ イングリッシュ・コンサート The English Concert
指揮とチェンバロ トレヴァー・ピノック Trevor Pinnock
時期と場所 1988年1月 ロンドン

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