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ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BWV1050

Brandenburg Concerto No.5 in D major, BWV1050

Johann Sebastian Bach J.S.バッハ

バッハがケーテンの宮廷楽長時代(1717-1723)に作曲した6曲からなる協奏曲集の第5番。もっとも有名なもの。次によく聴かれるのは3番くらいか。全部で6曲ある。もともとの題は「さまざまな楽器のための6つの協奏曲」。でも、フリードリッヒ大王の叔父にあたるブランデンブルク辺境伯クリスティアン・ルートヴィヒに献呈されたので、この名前がある。

ブランデンブルクは、今のドイツの北東部。エルベ川とオーデル川の間の地域。12世紀以降は辺境伯領となった。15世紀にはホーエンツォレルン家が辺境伯になり、ベルリンを中心として、後のプロイセン(プロシア)王国として発展する。

協奏曲と名前が付いているが、古典派以降の協奏曲スタイルではなく、コンチェルト・グロッソ(合奏協奏曲)である。これは、独奏楽器が複数組み合わされ、それぞれが、華麗なテクニックを披露できる場が与えられる。フルートヴァイオリン、チェンバロが、時々に活躍し、華やかな演奏になる。豪華な上流階級の気分を味わえる。

バッハの時代の音楽を、バロックというが、まさに、バロックの代表曲の1つと言ってもいいだろう。最近では、古楽器(オリジナル楽器)と呼ばれる当時の楽器、または当時の楽器をまねて作られた楽器を使って演奏されることが増えた。演奏方法も当時の演奏方法が研究されてきている。

「ブランデンブルク協奏曲」「フーガの技法」「音楽の捧げ物」は、バッハの3大器楽曲と称される。

あやふやな記憶だが、太陽系外に飛び立つ宇宙船に、この協奏曲の第1番の録音を入れていて、「私たちはこんな音楽が好きな、平和を愛する種族です」というようなコメントがついているそうだ。


私が自分のお金で、初めて買ったクラシックのレコードがこれ。モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」と同時に2枚買った。もちろんアナログ盤。

優雅な「バロック」は上流階級になった気持ちがして好きだった。右肩上がりには、なっていかない時代、せめて音楽を聴いて、貴族気分に浸ってみよう。

バロックの音(ね) 雅(みやび)に流れ ワイン空(あ)
たつく
準器語:バロック)

© May 8th, 2003  たつく

聴いた録音のデータ
フルート オーレル・ニコレ
ヴァイオリン ハンスハインツ・シュネーベルガー
オーケストラ ミュンヘン・バッハ管弦楽団 Munich Bach Orchestra
指揮とチェンバロ カール・リヒター Karl Richter
時期と場所 1967年1月 ミュンヘン

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